光と闇
昨日シェアした「イナンナバイブル」に書いてあった「詩」がとても心に残っているのでシェアします。
「イナンナ」は美しさ、強さ、地位、愛、豊かさ、全てを兼ね備えた「天と地の女神」です。
その彼女には姉がいて、姉は妹とは対象的な存在。
姉は「冥界の女王」として「魔」を使い、闇の中で生きています。
姉「エレシュキガル」は妹「イナンナ」に激しく嫉妬し憎んでいましたが、妹は全く知りませんでした。
ある時「エレシュキガル」を訪ねた「イナンナ」は姉がどれだけ自分を憎んでいるのかを初めて知り、更には残忍な方法で殺されてしまいます。
助けに来た使者によって復活するのですが。
「イナンナ」と「エレシュキガル」は光と闇
この世はいつでもセット。
自分が光だけであろうとすればするほど見えない闇は濃くなります。
人間として生まれながらに持ち合わせている様々な面を認めずにいい子でだけあろうとすればするほど周りが悪になります。
外で起こる許せないもの、苛立つものは自らが否定している内面の投影。
外で起こることは自分の内面が創造したものとして受け容れ、自分を癒す。
そんな向き合いをしている私にはとても響きました。
女神「イナンナ」の器の大きさ。
強い光を持つ彼女の受け容れる闇の大きさ。
私はこうなれるのだろうか。
私もこうありたい。
以下引用です。
彼女は巨大な身体をして、
肌は黒褐色で、悪臭を漂わせ、
なみなみとした毛で覆われていました
彼女はライオンの頭をしていました
するどい爪と光る毛並み
目の前に現れるすべてを襲って食いつくします
おお、エレシュガルよ、
あなたは血を分けた私の姉、
あなたは私でない全てです
あなたは私が隠し続けてきた羞恥心
私が血の果てに埋めてきたすべてです
あなたは私が否定し続けてきたすべてです
おお、エレシュキガルよ、
おまえは私の姉、
おまえは私の黒い影、
おおエレシュキガルよ、おまえは私
叔父に頂いた両口屋是清の新春を祝う羊羹。
美しく上品なお味でした。
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#この世は相反する2つで1つ
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