水の精霊、その役割
植物の生育に果たす水の精の役割をシュタイナーの考察から追ってみます。
原文は「路」より
水の精は自分の姿を夢想することによって、風の要素を作り出しては、またそれを分離させるというような作業を行っています。
これは神秘的なプロセスであって、通常の化学的なプロセスではありません。
ここに水の要素と風の要素の接触が起こっています。この霊的で繊細なプロセスが植物の成長に必要なのです。
植物はいわば、水の精が織りなす夢想の中へと枝葉を伸ばしていくのです。
水の精が繰り広げるエーテル的な夢想を鋳型として、その中へ物質体を満たしていくのです。水の精は神秘的な化学者といえます。
この働きがなく、垂直に押し上げる地の精の働きだけがあったら、植物は枯れてしまうでしょう。
水の精は水の要素の中に生きています。
しかし彼らは、水の表面にいる方を好みます。たとえそれが滴(しずく)であっても、表面の方を好みます。なぜなら彼らは常に、魚の姿になってしまうことを警戒しているからです。
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この考察をそのままに信じるならば植物の鋳型を作るのは水の精ということになります。
スコットランドにあるフィンドホーンファウンデーションという組織をご存知でしょうか?
そこはその組織を作ったアイリーン・キャディという方が妖精と協力をして巨大野菜を作ったことで有名になった組織です。
妖精や精霊から聞いた大地のエネルギーの使い方など様々な方法の総合的な結果であったのでしょうが、その一つが水の精霊とのコミュニケーションによる鋳型の変更だったのではないかと思いました。
巨大野菜は必要がなくなった時に作られなくなりましたが、スコットランドの荒涼とした大地で今も多様な植物が育っています。
このようなことをいつかやってみたいなとふと思いました。
人は常識ではあり得ない出来事を目にしないとなかなか考えを変えることができません。
この日本でも精霊や妖精さんたちに協力をお願いしてあり得ない植物が育つのを目にすると精霊や妖精の存在を信じてくれる人が増え、自然と人間が調和して生きることを選択できるようになってくるのではないでしょうか。
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